中唐・韋処厚
茶嶺
茶木のある嶺
顧渚呉商絶、蒙山蜀信稀。
千叢因此始、含露紫英肥。
顧渚 呉商絶
顧渚(山の名。銘茶の産地)
呉商(呉地方の商人。茶商人)絶え
蒙山 蜀信稀
蒙山(山の名。銘茶の産地)
蜀信(蜀からの便り)稀なり
千叢 因此始
千叢(多くの茶木)此に因りて始まり
含露 紫英肥
露を含みて
紫英(銘茶の名)肥ゆ
茶嶺(茶木がある嶺)
顧渚(山の名。銘茶の産地)
呉商(呉地方の商人。茶商人)
蒙山(山の名。銘茶の産地)
蜀信(蜀からの便り)
千叢(多くの茶木)
含露(露を帯びる)
紫英(銘茶の名)
【茶木のある嶺】
顧渚 呉商絶え
蒙山 蜀信稀なり
千叢 此に因りて始まり
露を含みて 紫英肥ゆ
【茶木のある嶺】
銘茶の産地・顧渚山から呉の商人は途絶え、
やはり銘茶の産地・蒙山からの便りはない。
多くの茶木の栽培は、ここから始まり、
露を帯びて「紫英(しえい)」の茶葉が茂る。
漢詩をよむ 2022. 4-9
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